2019-04-04 茨木教授の基調講演 最適化 弊社技術顧問の茨木俊秀先生が2018年度のスケジューリング学会で基調講演をされました.制約最適化ソルバーSCOPの作者の1人でもあられる先生が,困難な最適化問題に対するアプローチを分かりやすく解説されています. アブストラクト: スケジューリング問題は、一括りに離散最適化あるいは組合せ最適化と呼ばれているが、その中身は多種多様である。それらに対する汎用ソルバーとして整数計画問題(IP)、充足可能性問題(SAT)などのソフトが広く用いられているが、これらだけでは十分ではない。筆者らはこれまで、制約充足問題(CSP)や資源制約プロジェクトスケジューリング問題(RCPSP)の汎用ソルバーとしての有用性に着目し、メタヒューリスティクスに基づくアルゴリズムを開発してきた。本講演では、NP理論に基づく汎用ソルバーの理論づけから入り、上記のアルゴリズムの考え方、さらに広い範囲から選んだ問題の定式化および適用例を紹介する。