スケジューリング最適化システム WebSeq Ver. 1.0

概要

WebSeq はスケジューリング最適化のためのASPシステムです.ここで,スケジューリング最適化とは,作業(活動,ジョブ,タスク)をいつ開始するかを,作業間の時間的制約と(作業を行うときに使用される)稀少資源の上限制約の下で,納期遅れなどの費用の総和を最小化することです.

モデル

WebSeqは作業の資源への割り当てと開始時間を決定します.ここで,作業間には時間制約が付加されています.WebSeqにおける時間制約としては,例えば,ある作業が終了してから一定時間後,一定時間内に別の作業を開始しなければならないことを規定する「終了-開始」の時間制約があります.これは通常は先行制約とよばれます.他にも「終了-終了」,「開始-開始」,「開始-終了」の3種類の時間制約のタイプがあります.

入力データ

WebSeqでは,以下のデータ項目を入力します.

作業データ

メイン画面では,作業データを入力します.
作業ID:作業を区別するための番号です.システムによって自動的にふられます.
作業名:作業の名称です.
最早開始:作業を開始可能な最早の時刻です.
納期:作業を終了して欲しい希望の時刻です.この時刻を遅れると,単位時間あたり納期遅れペナルティが生じます.
最終納期:この時刻より前に作業が終了していなければならない最終の時刻です.
納期遅れペナルティ:納期を単位時間超過したときに支払うペナルティ費用です. 
開始時刻:作業の開始時刻です.これは最適化によって計算されます.
資源データ

画面上部の「資源」を押すと,資源に関するデータ項目を入力するための画面に移動します.
資源ID: 資源を区別するための番号です.システムによって自動的にふられます.
資源名称:資源の名称です.
資源量上限:資源の使用可能量上限を入力します.たとえば,1日に8時間しか稼働できない人を表す資源の場合には,8(時間)と入力します.
作業・資源データ

画面上部の「作業・資源」を押すと,作業と資源の2つのデータに関するデータ項目を入力するための画面に移動します.(画面をクリックすると拡大されます.)
作業ID:作業IDを保管します.作業名から選択できます.
資源ID: 資源IDを保管します.資源名から選択できます.
資源使用量:作業を行うとき資源を何単位使用するかを入力します.たとえば,ある人が行うと2時間かかる作業の場合には,該当する作業IDと資源IDを入力した後で,2(時間)と入力します.
作業対データ

メイン画面上部の「作業対」を押すと,作業間の時間制約に関するデータ項目を入力するための画面に移動します.以下では,最も一般的な「終了-開始」型の先行(時間)制約を想定して解説します.
先行作業ID: 先行する作業のIDを入力します.作業名称から選択できます.
後続作業ID:後続する作業のIDを入力します.作業名称から選択できます.
最小段取り時間:先行作業が終了してから,後続作業を開始するまでの最小の経過時間を入力します.
最大段取り時間:先行作業が終了してから,後続作業を開始するまでの最大の経過時間を入力します.
先行制約タイプ:4種類の先行制約のタイプを1から4の整数で表します.先行作業が終了してから後続作業が開始可能な場合を「終了-開始」とよび,先行制約タイプ=1と表します.同様に,「終了-終了」を2,「開始-開始」を3,「開始-終了」を4で表します.

使用法

上のデータを入力したら,メイン画面で,最適化実行と書かれたボタンを押してください.最適化アルゴリズムが起動し,しばらくすると,画面上に結果が表示されると同時に,解がデータベースに書き込まれます.